危険物取扱者試験講座
(基礎的な)物理学及び(基礎的な)化学(丙種: 燃焼及び消火に関する基礎知識)
物質の状態変化、電気、化学変化、化学式、燃焼など高校の化学で習う内容が殆どです。
危険物取扱者試験での内容を確認し、試験範囲を使い慣れた教科書や問題集で復習するのがよいと思います。
ただし、高校の化学で範囲にはないものもあります。それが、消火に関する内容です。
消火の理論的側面を学習したあと、消火設備の種類、消火器の種類を学習します。
全般的に、この試験科目は理論的な要素が強いとともに計算問題までありますが、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」を学習する上でも基本になりますので、決して苦手にならないように気をつけて下さい。
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
試験に合格した後、危険物取扱者として実務についた時に取り扱う危険物の性質について学習します。
具体的には、危険物の種類と、各種類に属する危険物の火災の予防法や消火法を覚えます。
その後、各種類に属する危険物の性質(引火点・発火点・比重・色・臭い・水溶性・用途など)について細かい点も含めて学習します。
この科目は、非常に憶えることが多いので、しっかりと区別して混同しないように気をつけて下さい。
危険物に関する法令
前の2科目と違い「化学」的側面と異なる危険物取扱者に関する法制度の問題が出題されます。
出題される問題のほぼ全てが以下の3つの法令から主題されます。
1. 消防法
2. 危険物の規制に関する政令
3. 危険物の規制に関する規則
「消防法」は消防に関する基本的なルールが規定されており、消防法の中に危険物に関する細かいルールを「危険物の規制に関する政令」と「危険物の規制に関する規則」の中で定めています。
試験に出題されるレベルは、条文がほぼそのままの内容で出題されます。
一つ一つは難しい問題でありませんが、法令全体の量が多いのと出題される条文が有る程度限られていますので、メリハリをつけて暗記することが肝要です。
ちなみに、試験範囲の一部は「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」と重なる部分もあります。