危険物取扱者試験講座
入門期
試験科目は、「危険物に関する法令」「基礎的な物理学及び基礎的な化学」「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」と3つありますが、最初に手をつけるのは「基礎的な物理学及び基礎的な化学」です。
この科目の殆どは高校の化学で習う内容ですので、知識が曖昧な方は使いなれた高校の教科書や参考書でしっかりと勉強して下さい。
基礎期
「基礎的な物理学及び基礎的な化学」で化学の基礎を学習したら、その知識を元に「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」に手をつけて下さい。
この科目は、主に実務で取り扱う危険物についての性質(引火点や色、臭いなど)を憶えます。
「基礎的な物理学及び基礎的な化学」が理論的な点が多いのに比べ、この「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」は暗記的要素が強い科目です。
「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の学習が一通り終わったところで、「危険物に関する法令」を学習します。
「危険物に関する法令」は、理系の方にはあまりなじみのない「法律」科目ですが、法律「論」を学習するというより法律で決まっている「ルールを暗記」していくものですから、あまり気負わず学習していって下さい。
応用期
応用期は、基礎期までで参考書で学習したことを問題練習を通して知識の確認と定着を図る時期です。
当サイトの練習問題もこの時期にご利用されるのが一番効果的です。
間違えた問題は、どの分野の知識が足りなかったかを分析し該当箇所の参考書を見直す、といった作業を地道に繰り返すことが一番の近道です。
量をこなすというより、質を大事に一つ一つ丁寧に憶えていって下さい。
直前期
直前期は、苦手分野を中心に問題練習して下さい。
この時期には、不安があっても新しい問題集には手をつけずに今までの復習に力を入れる方がいい結果につながります。