言葉の意味
指定数量とは
危険物についてその危険性を勘案して政令で定める数量をいいます。
指定数量は、危険性が高い物質ほど少なくなっています。
たとえば、皆さんお馴染みのガソリンとオリーブオイルがありますね。どっちが危険でしょうか?
もちろん、ガソリンです。
ガソリンは、車や戦闘機の燃料として使われ、揮発性が高く引火点も低いため非常に危険な物質です。
一方、オリーブオイルは熱したフライパンに入れてパスタとかを炒めますよね。
もし、熱したフライパンにガソリンでも入れようものなら大変です!
このような危険性の違いから、ガソリンの指定数量は200Lに対して、オリーブオイルの指定数量は10,000Lに指定されています。
特に、次の第4類危険物の指定数量は試験に頻出の重要事項ですので、しっかり覚えましょう。
特殊引火物 → 50L
第1石油類(非水溶性液体) → 200L
第1石油類(水溶性液体) → 400L
アルコール類 → 400L
第2石油類(非水溶性液体) → 1,000L
第2石油類(水溶性液体) → 2,000L
第3石油類(非水溶性液体) → 2,000L
第3石油類(水溶性液体) → 4,000L
第4石油類 → 6,000L
動植物油類 → 10,000L